コイの秘密兵器

院長の平良です。

 

爽やかな風が心地よく、穏やかで過ごしやすい季節となりました。

皆様、いかがお過ごしですか?

私は、家族で沖縄本島に旅行に出かけました。アウトレットモール「あしびな~」やメインプレスで

ショッピングしたり宮古島には無い回転寿司を食べに行ったりしました。

帰って来てからは、家でバーベキューをしました。子供たちが、とっても大喜び。

疲れましたが、いいリフレッシュになりました。

 

この時期になるとお家のベランダや庭、大小様々な鯉のぼりが元気に泳いでいますね。

鯉は昔、「鯉が滝をのぼり、竜となって天に登った」という

言い伝えがあり、男の子には出世して立派になってほしいという願いや

意味が込められ、端午の節句に飾られるようになったと言われている

縁起の良い生き物です。

 

自然の中にいる鯉はシジミやタニシを好んで食べるようなのですが、

パクパクさせている口の中にそんな硬いものを食べられるような歯は

見えません。

 

実は、鯉には喉の奥に「咽頭歯(いんとうし)」という歯が生えています。

その咽頭歯を使って貝殻を噛み砕き、砕いた殻はエラから吐き出される

 

仕組みになっているのです。

鯉のエサは水の中で柔らかくなるから歯がなくても食べられるというのは

間違いで、ちゃんと秘密兵器を持っていたんですね。

 

やはり、歯がなければ食べたいものも我慢しなくてはいけません。

そうならないように、定期的に歯医者さんで診てもらうことはとても大切です。

 

そして、普段からお口のケアはしっかりしていきましょう。

 

★今月の矯正日は、5月28日(日)です。                   

院長 平良博也

花粉症とお口の乾燥

院長の平良です

 

少しずつ暖かくなってきましたが、皆さまいかがお過ごしですか?

先日、研修会で東京に行って来ました。

出発前のここ宮古島の気温は26度、

東京に着いた時の気温は6度、その温度差は20度。

春なので軽装で行ったので、寒さに震えました。

楽しみにしていた桜の花も二分咲き程度でした。

それとは逆に、帰ってきた宮古島は南国らしい暖かさ。

早くも海開きが開催され、本格的な夏も目前です!

 

でも、この時期はなんと言っても花粉症の季節。

花粉症の方にとっては毎日つらい時期ですね。

この花粉症は目のかゆみ、くしゃみや鼻水など、目や鼻の症状がつらいだけでなく、

お口に思わぬ悪影響を及ぼすことがあります。

たとえば、花粉症で鼻づまりになると口呼吸が多くなり、

口内が乾燥しやすくなります。

また、花粉症のお薬には副作用として唾液の分泌を抑えてしまうものもあります。

 

乾燥で口の中がネバネバする、乾いた食べ物が食べづらいなど、

お口の乾燥が3か月以上続く場合には「ドライマウス」(口腔乾燥症)と

診断されることもあります。

 

唾液にはお口の中の細菌の繁殖を抑えるとともに、

むし歯になりかけた歯を修復する役割があります。

唾液が少なくなると、自身で口内を浄化・修復する力が失われてしまい、

細菌によって引き起こされるお口のトラブル(虫歯や歯周病など)の

リスクが高くなります。

 

お口の乾燥を防ぐには、うがいの回数を増やしたり、

こまめに水分補給をして潤いを保つ事が大切です。

また、食事以外にもキシリトールの入ったガムを食べるようにするなど、

咀嚼(そしゃく)の時間を増やして唾液の分泌をうながす事も効果的です。

 

セルフケアで改善しない場合には、お気兼ねなくご相談ください。

 

★今月の矯正日は、4月23日(日)です。

 

                           院長 平良博也

 

桃の節句

院長の平良です。

 

風邪が強く寒い日が続いておりますが、

春の暖かさを、感じられる日も少しずつ増えてきたこの頃、

皆さまはいかがお過ごしですか。

 

3月は『ひな祭り』ですね。

ひな祭りは平安時代を起源とする「五節句」といわれる健康や長寿、

厄除けなどの行事の中の一つで女児の幸せを願うお祝いです。

 

ちょうど桃の花が咲く頃で、『桃の節句』とも呼ばれていますね。

桃の花の花言葉には「私はあなたのとりこ」「気立ての良さ」などの

女の子らしいものと「天下無敵」といった強い意味もあるようです。

 

桃の花は見た目の可愛らしさだけでなく、厄除けや魔除け、

長寿をもたらす力も持つとも言われているようで『天下無敵』という

花言葉もなんとなく納得できます。 

 

また、健やかな成長と幸せを願って祝う『ひな祭り』ですが、

素敵な女性に成長してほしいと願うのが親の切なる思いですね。

 

いつも明るく笑顔でいられる人は、自然と人に好かれます。

そして素敵な笑顔には清潔な口元がつきものです。

 

小さな頃からお口のケアを大切にしていきたいですね。
 

★今月の矯正日は3月12日(日)です。

 

                                院長 平良博也

 

縁起をかついで寒い季節を乗り越えましょう!

院長の平良です

 

今、全国で猛威をふるっているインフルエンザ。

我が家にもやって来ました!

長男の通う学校で学級閉鎖もあり注意していたのですが、
とうとう長男がウイルスにやられてしまいました。

部屋を別にして隔離していますが、どれだけ防げていることか…。

長男はもちろん家族も皆昨年秋のうちに予防接種を受けていました。

それなのにかかってしまうなんて…恐るべし、インフルエンザ!

 
いまA型が流行っているようですが、A型だけでも143種類あるそうです。

つまりA型にかかったからもう安心というわけではないようです。

皆さん、気を付けてくださいね。

手洗い・うがいはこまめにね!

 

さて、節分を迎える二月は暦では季節の変わり目、今年は2月4日が立春なので、

前日の2月3日が『節分』ということになります。

節分には『豆まき』をして、歳の数だけ豆を食べ『恵方巻き』を食べる。

恵方巻きが身近になってからの歴史は浅いですが、

今ではすっかり定着していて、私達にはどちらも大切な節分の行事ですね。
 

また、節分には豆や恵方巻き以外にも食べられていた食材があると

言われています。それが『鰯(イワシ)』。

固く尖った葉とイワシの臭いのきついことから鬼が嫌うとされ、

柊に、焼いたイワシの頭を刺し『魔除け』として飾られることもあるようです。
 

イワシはビタミンDやDHA、EPAなどが豊富に含まれています。

ビタミンDが豊富だとカルシウムの吸収も促進されるため、

歯や顎の発達を促してくれる栄養満点の食材です。

 

邪気を追い払うために豆をまき、福を取り込む意味で

自分の数え歳の数だけ豆を食べる。

そして、その年の恵方を向いて食べると縁起がいい『恵方巻き』に

イワシのお料理を加えたら怖いものなしですね。

ちなみに今年の恵方は『北北西 やや右』だそうです。

美味しく縁起をたくさんかついだ後は、歯磨きも忘れずにしましょう。
 

   

今月の矯正日は2/19(日)です。  

   

院長  平良 博也

 

2017年もよろしくお願い致します!

院長の平良です。

 
新年あけましておめでとうございます。

新春とは申しますが、ここ宮古島はまだ冬らしい冬が来ていません。

ちなみに昨日は27度もあり、地元の新聞では子供たちの楽しそうに泳いでいる姿が…。

我が家はまだ冬用の布団も出していません。

このまま春を迎えてしまうのではと思ってしまうほど、冬らしさゼロです。

 

そんな暖かい冬に、私は年末風邪をひいてしまいました。

それもかなりのヘビー級!!病院での診断は咽頭炎。

のどが痛くて、食事もとれず、いいダイエットになりました。

年末の家族旅行は断念し、妻と子供たちを送り出すはめに…。

独り寂しく新年を迎えることとなりました。

皆さん、体調管理には気を付けましょう

 

お正月に家族と食べるものと言えば「おせち料理」。

おせち料理には、それぞれに縁起の良い意味合いがあり、

また歯に良いとされる栄養素が含まれている料理もあります。

 

たとえば、鮮やかな赤色でおせち料理を彩る「エビ」は、茹でると

お年寄りのように腰が曲がる様子にちなんで長寿の願いが込められています。

そしてエビの殻や尻尾には、歯や骨を丈夫にするカルシウムが豊富に含まれます。

「たたきごぼう」などの料理で食べられる「ゴボウ」は、地中深くにしっかりと根を張る様子から

細く長く堅実に家が続くことを願い、縁起の良い食材としてよく用いられます。

ごぼうをはじめ食物繊維が多い食品は、噛むことにより歯の表面の掃除にもなり、

唾液もたくさん出ます。

 
他にも五穀豊穣を願う「田作り」や、「よろこぶ」に通じて縁起が良い「昆布巻き」も

ビタミンやミネラルを多く含んでいます。

このように、お正月に何気なく食べていたおせち料理ですが、縁起が良いだけでなく

歯の健康に繋がる食材が自然に摂り入れられていたんですね。

 
そんなおせち料理、是非ともご家族で美味しく味わっていただけたらと思います。

そして美味しい物を味わった後は歯みがきを忘れずに。

2017年もどうぞよろしくお願いします。

 
今月の矯正日は1/22(日)です。

院長 平良 博也

12月の医院からのお知らせ

★今月の矯正日は12月25日(日)です。
 
年末年始のお知らせ
 
年内の診療は29日(木)午前中迄となります。
尚、新年の診療は1月4日(水)からとなります。

 

今年も大変お世話になり、有難うございました。

来年もどうぞよろしくお願いします。

院長 平良 博也

寒さと乾燥の対策、ちゃんとしていますか?

こんにちは、院長の平良です。

 

先月は11月だというのに、各地で初雪が観測されたというニュースが流れました。

南の島に住んでいる者としては羨ましい限りです。

都会では厄介者の雪も、ないものねだりで、絶対雪の降ることのない島の者にとっては憧れです。

ちなみに沖縄は朝夕涼しくはなったものの、まだまだエアコンは欠かせない毎日です。

 

今年もいよいよ残りわずかとなりました。

この時期はあれもしなきゃこれもしなきゃとついつい身体に力が入ってしまい、気がつくと肩こりや

顎が痛くなってしまうことがありませんか?

また、寒いと虫歯でもないのに歯が痛くなる経験がある方も少なくないと思います。

 

寒い日の夜には、眠っている間に無意識で歯を食いしばってしまい、顎が筋肉痛になったり、

歯が痛むように感じることがあります。

また、歯が冷えている時に温かい物を飲むと、歯の神経が感じる寒暖差や知覚過敏で

痛みが走ることも。

 

これらの痛みは、体を冷やさないように心がけることで改善が期待できます。

ただし、本当に虫歯や歯周病が原因の場合もありますので、安易に寒さが原因だと判断して

放置しないよう注意が必要です。

おかしいな、と感じたら早めに歯医者さんで診てもらいましょう。

 

また、冬はお口の中も乾きやすく、乾燥して唾液が少なくなるとむし歯のリスクが高くなり、

口臭の原因にもなってしまいます。

唾液がしっかり出るよう、よく噛んで食べることを心がけましょう。

 

ちなみにお口の乾燥を防ぐには、「マスク」を上手に活用すると効果があります。

マスクは、ゴミやほこりなどが体内に入るのを防ぐだけでなく、乾燥した外気からお口の中を守り、

保湿・保温にも有効です。

 

これからの時期は、忘年会やクリスマスなどの行事で美味しい物を食べる機会も多く、

また生活リズムも狂いやすいです。

忙しい中でも「食べたら磨く」でお口の中を清潔にすることはもちろん、

マスクを上手に活用して、冬の寒さに負けず元気に冬を乗り越えましょう!

乳歯から永久歯へ

こんにちは、院長の平良です。

 

朝夕めっきり涼しくなって、宮古島でも秋の気配を感じられるようになりました。

宮古島の秋の風物詩といえば、サシバの到来です。

皆さん、サシバってご存知ですか?

差し歯ではないですよ!(笑)

鷹科の渡り鳥で、毎年この時期になると宮古島に飛来します。

なので、宮古島の人はサシバを見ると秋の気配を感じます。

 

さて、11月は七五三の御祝いで千歳飴を持った可愛い晴れ姿を見かけることも多く、

とても微笑ましい気持ちになりますね。

この年頃の子どもたちは、素敵な笑顔の晴れ姿で記念写真を撮ると前歯が抜けた状態になっていたりして、

なんとも滑稽に思えると共に、大きくなっていく子どもの成長を実感することが出来ます。

 

さて、歯の生え変わりは個人差もありますが、一般的には6歳頃から始まり

13歳頃には永久歯が揃うと言われています。

この頃の歯の状態は、生え変わりのため歯がグラグラしていたり、かみ合わせが不安定な事が多いです。

そのため、汚れがたまりやすく歯磨きがしづらい時期でもあります。

また、乳歯や生えたての永久歯は表面がもろく、大人の歯よりも虫歯になりやすい上に

進行が早いという特徴があります。

 

食べた後は歯磨きをする習慣をつけさせるとともに、1人でしっかり歯磨きができるようになるまでは

仕上げ磨きなど、ご家族によるケアが大切です。

この時期にケアを怠ってしまうと、せっかく大人の歯が生えてきても健康な歯にはなれません。

お口の成長もしっかり見守ってあげることで、お子様は歯並びの良い、

健康な歯が生え揃うのではないでしょうか。

 

そして、その歯をお年寄りになるまでしっかり維持することができたら、とても素晴らしいことですね。

不安な事や気になることがあったら、ぜひご相談ください。

 

★今月の矯正日は11/27(日)です

院長 平良博也

 

カボチャとお口の健康

こんにちは、院長の平良です。

 

日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしですか。

私の住んでいる宮古島は台風銀座と呼ばれ、毎年その洗礼を受けるのですが、

今年は驚くことに一度も上陸していません。

先週も超大型台風が上手い具合にかすめてくれて、我が家の子供たちの運動会も

無事予定通り行われました。

時折、大雨にみまわれたり、ちょっと晴れ間が出たかと思うとまた大雨…という

アップダウンの激しい天候でした。

 

また、この季節になると様々なところでハロウィンイベントが開催されていますね。

小さなお子様がいらっしゃるご家庭ではお友達同士集まって、

子供たちが仮装した可愛いハロウィンパーティを開かれる方も多いのではないでしょうか。

 

さて、ハロウィンにはカボチャの妖怪「ジャック・オー・ランタン」を模した飾りやお菓子を

よく目にします。

このハロウィンに欠かせない「カボチャ」は、日本でも煮物やスイーツなど様々なかたちで

食べられるお野菜ですよね。

 

ビタミンE・カルシウム・ミネラル・鉄などの様々な栄養を豊富に含んでいて、

少しの量でもバランスよく栄養が摂取できるため、カボチャを食べると

風邪予防になると言われています。

その中でもカボチャにはβ-カロチンがとても多く含まれていて、β-カロチンは

体内に入るとビタミンAに変化します。

このビタミンAは体の免疫力の向上や粘膜を強化する大切な働きをしてくれます。

ビタミンAが不足するとお口の粘膜が硬くなり、口腔内が乾燥してしまうため

ウイルスが侵入しやすくなり、歯周病や口臭の原因にもなってしまいます。

ビタミンAは健康を維持するために大切な栄養素です。

 

カボチャを始め必要な栄養素をしっかり摂って、お口の健康を保ちましょう。

美味しい食事が出来るのは、健康な歯があってこそ。

定期的なメンテナンスと日々のケアを忘れずに、秋を楽しみましょう。

 

★今月の矯正日  10月23日(日)です。

                   

                                      院長 平良博也

むし歯と気圧 

こんにちは、院長の平良です。

厳しい暑さが続いていますが、皆さま、いかがお過ごしですか? 

 

暑さ寒さも彼岸まで・・という言葉もございますが、

今年は残暑が長引くようなので、秋分を過ぎる頃には例年通り

吹く風涼しく秋の深まりを感じる事ができるといいですね。

 

さて8月~9月は、国内で最も台風が多く発生する季節。

台風による気圧の変化で、頭痛や歯が痛くなってしまうと耳にしたことはありませんか?

 

この気圧と歯痛にはどのような関係があるのでしょうか。

 

歯の内部には歯髄腔(しずいくう)と呼ばれる神経の通っている空洞があり、

また鼻の両サイドには「上顎洞」と呼ばれる空洞があります。

 

台風などによって短時間に空洞の外の気圧が下がると、急激な変化に対応できずに圧がかかり、

一時的に歯痛が生じることがあります。

 

これを「気圧性歯痛」といい、飛行機でも同様に生じるため「航空性歯痛」とも呼ばれます。

 

このような歯の痛みは、健康な歯や適切に処置された歯ではほとんど起こりませんが、

むし歯があったり治療途中の歯がある場合には、歯痛が起こりやすいです。

むし歯や治療途中の歯がある方は、痛くなる前に早めの受診をおすすめします。

 

また、むし歯がなくても、定期的に歯科検診をうけて

虫歯の予防と早期発見に努めましょう。

お気軽に、ご来院下さい。

 

★今月の矯正日  9月25日(日)です。

                                院長  平良博也